成人検診

ヘビースモーカーの義叔母が何時になく、タバコを止めている。

我々には一寸見には変わらないのだが、本人は少し前から、声の調子が悪いという。

昔から声帯ポリープの為、だみ声で、手術を勧められていたのだが、忙しさにかまけ、数十年放置していた。癌年齢になって、今度は癌が心配になってきた。

胃の具合も悪いというので、内視鏡検査を行なった。

当院に来ている消化器外科の先生に診てもらったが、序でに、声帯も覗いてもらったら、腫瘍様になっているというので、地域病院に紹介して、手術してもらった。別に癌ではなかった。それにしても、

若い声に変わり、インターホンで聞くと知らない人が着たように聞こえる。

その時行なったバイオプシーで1箇所、悪性像が出ていた。

家族にしてみると、やはり腕のいい医者に手術をお願いしたいわけである。

これだけ医療情報が公開されているが、いざという時には、余り役に立たない。特に個人情報保護法が施行されてから、この傾向は酷くなっている。

米国の保険会社は利益率を上げる為、出来るだけ、無病者の加入率を上げ、重病者の加入を避けようとしている。この件に関する情報も経営を左右して来るほどの価値を持っている。

今回メタボリック・シンドローム関連マーケットを開発する為の施策として、特定検診審査・特定保険指導制度が行なわれようとしている。

保険者が検診を外部委託できるということ、そこで集められたデータを電子媒体で保険者に知らせるという。保険者は地方自治体の連合した独立法人が引き受けるという。赤字化している地方自治体が

財政的に破綻すると、保険者が保険会社に身売り

するようなことにもなりかねない。

保険会社の生命線は個人情報の入手であり、簡単に

情報が入手できることになる。

そこで問題になるのは特定検診審査・特定保険指導制度で個人情報の扱いがどうなっているかという事である。

もし、受診される方の個人情報が目的外に使用されることがないようにするためには、受信者の同意が必要である。ある医者が区の職員に聞いたところ明確な返事がなく、それでは受診者に迷惑を掛けるから、同意書を持ってきた人のみにすべきと考えて、辞退したという。見識ある意見である。

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