東京電力とEQ 東京電力が住宅街の中に変電所を造るという。 当然、変電所には電磁波の問題、熱や騒音の問題があり、反対運動が起こった。 建設予定地の目の前に、医師会の副会長の自宅がある。誘われて東電の説明会に幾度か参加した。 電磁波にしても疫学に関しても、電力需要の今後の予測についても関連の詳細な説明は詳しくして、ここの社員はIQの高い人々が多いなと感じた。 その反面、最初に結論ありきという態度が一貫しており、住民感情や環境問題に対する理解の仕方を見ているとEQは殆ど開発されていないのではないかと思われた。 その後新聞報道で、電磁波の問題、電子力発電所の破損隠蔽問題などが出てきて、我々に対する対応もこの延長線上にあるのではないかと感じた。 信頼し合える環境を造るに際しても、気持ちに訴える力があるかどうかはリーダーとしてあらゆる仕事を上手く処理できるか否かを決めてしまう程の要素である。 ある調査分析によれば、高業績を生む素質として、技術的熟練度、IQ、EQが及ぼす影響を比較してみると、企業のどの階層においても、EQが他の資質の2倍もの影響を及ぼしていた。 優れた経営幹部の場合、地位が高くなればなるほど、EQがリーダーシップの有効性の原因になっている。 優れた経営幹部と平均的幹部のリーダー能力を比較してみると、能力の差の90%近くは知的能力によるものではなく、EQによるものであった。 ある会社の経営陣の中でEQがある一定の水準に達している経営幹部の場合、担当する事業部門の年間利益が目標の20%も上回っていた。 一方これに達していないリーダーの率いる事業部門の利益は目標をほぼ20%下回っていたという。 遺伝的に支配されているIQに関しては子供の頃から殆ど変化しないが、EQは何歳からでも学習でき、EQを高めるにはそれなりの練習とコミットメントが絶対に必要であるが努力すればそれに値する結果が得られるという。 個人でも会社でも試してみる価値がありそうである。 ハーバード・ビジネス・レビュー誌に「コーチングの思考技術」という題の特集があり、その中にダニエル・ゴルマンの2編の論文が載っている。 「EQとリーダー能力」「EQとリーダーシップ・スタイル」で、これらの幾つかの論文が下敷きとなって、「EQリーダーシップ」という本が最近刊行された。 リーダーシップ理論と神経学、感情と脳の働きなど生理学的な面での考察を加えてあるユニークな本で、自己研鑽を通して自己の能力アップを目指す方に一読をお勧めしたい。 |
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